回路図
回路図エディタは水魚堂さんのBschを使っています。とても使いやすくて気に入りました。

■部品について
部品は手持ち(デッドストック)+通信販売で入手しました。総費用は1万円弱です。
全て新品を購入しても2万円以内で収まります。


主要部品

メーカー、品名

入手先等

真空管

12AX7,12AU7

クラシックコンポーネンツ

電源トランス

シンコー 6BZ22WCD

秋葉原ラジオモール

出力トランス

ナショナル? TTO2002B

PAスピーカ付属マッチングトランス

シャシー

タカチ CH 4-10-20GS

秋葉原ラジオモール

定電流ダイオード

石塚電子 E-103

サトー電気

CR類

金属皮膜抵抗、セメント抵抗等

サトー電気

電解コンデンサ

100μF330V

レンズ付きフィルムより取り外し



■今回得られたノウハウ等
・半田鏝は20~30Wと60Wの2本必要です。電源のヒューズホルダ等は端子が大きく30Wの鏝でちまちま作業をするとビニール線やプラスチックが溶けてしまいます。大きな鏝で一気に半田付けするときれいに仕上がります。30Wの鏝で電源コネクタを溶かしてしまいました。
・配線材は耐熱電線かテフロン被覆線が必須です。通常のビニール線だと半田付けの時にすぐ溶けて焦げてしまいます。
・今まで作ったアンプは初段付近で1点アースにしていましたが、今回アンプ自体が小さいことと部品の放熱も考慮してアース母線式を採用し、電源トランス付近でアースしました。小さなアンプでは配線が楽です。
・抵抗器は手持ち品と金属皮膜抵抗器を購入しましたが、1/2W形がお勧めです。1/4W形は小さすぎて配線がしにくくなります。また、カラーコード表示の抵抗器が外見上も見栄えがよいのでお勧めです。
・シャシーの大きさは10cm×20cmです。写真では配線に余裕があるように見えますが、この位が限度です。これ以上小さいと半田鏝が端子等にうまく接触できないことが分かりました。

■音質
最後に音質です。とてもクリヤーな音ですが、多少ひずみっぽいようにも感じます。
歪率計などオークションで売り払ってしまい十分な測定が出来ないので今回はこれ以上追求しないことにしました。

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